THE SIR DOUGLAS QUINTET
Is Back!
Too Late To Die the world of the ZOMBIES(TRIBUTE)
BEST OF Little Richard JUMPIN' IN THE NIGHT
サー・ダグラス・クインテットの初期シングル集。カバー曲含む全14曲。ビートルズに影響されたアメリカ人、ダグ・サームの愛すべき楽曲が満載です。ダグは元々の土台をカントリーやブルースといったアメリカン・ルーツに持っていて、彼のソウルフルな声と全編通して聞ける電子オルガンも相まって彼らの不思議な魅力となるのです。#1「sugar bee」からビートルズ『With The Beatles』にある黒さが倍盛りな#。#2「love don't treat me fair」はモロに初期ビートルズサウンドだけど黒さが勝つので最初はポップに感じないかもしれない。でも良く聞けばヒットした「she's about a mover」的にイケてます。R&B#3「you gat me hurtin'」もシャウトと電子オルガンのキキーな音がカッコイイ。ちなみに彼らに軽快なビート感を求めてはいけない。あるとしても#4「we'll never tell」のようなヘナヘナなビートだ。モータウン調で彼らにしては明るめでテンポも速め。ビートルズはもちろん感じさせて好きな曲です。#5「oh, what a mistake !」はビートルズ初期のポールマッカートニーが演りそうなR&Bカバー#。タンバリンが効果的。#6「she dig my love」は初期キンクスのアルバムに入っていそうな#。ザ・バンドぽい瞬間もあり。#7「when i sing the blues」は思いっきりのブルース#。ココは米国音楽で魅せます。#8「the story of john hardy」で今度は思いっきりのカントリー#。ビートルズに飽きてきたのか?(笑)。でも#9「in time」は「i'll be back」的な哀愁フォークロック#。ゾンビーズみたいでもありとても好き。#10「old bill baetty」もノリが良い典型的なサーダグラスのビート#。#11「isabella」は50s的なリトル・リチャード風#。ヘナヘナながらも黒さが際立つ声が◎。#12「blues pass me by」は後半のハイライト#。甘いミドル#でもうビートルズとか関係ないですね。強いて言えば「oh! darling」(彼らが聞けるわけないですが)。#13「wine, wine, wine」はチャック・ベリーのようなロックンロール#。#13はカバーでしたがラスト#14「she's gatta be boss」はオリジナルでロックンロール。NRBQぽいと言うか腰にくるイカした#です。実はこのCD、買った当初はそれほど聴いたわけじゃなくて時間を置いて聴き返したら彼らの良さに気がついたって感じです。ダグ・サームはもう亡くなってしまいましたが彼の残した他の楽曲を沢山聴いてみたいです。 フジ・ロックで聴いて「うわーカッコイー曲だな」と発売を心待ちにしてました。久しぶりに発売日に邦楽のシングル買いました。60年代のビートバンドなリフがタマラナイです。トゥ・レイトゥ・ダイっ!  60年代のポップバンド、ゾンビーズのトリビュート。9アーティスト全13曲収録。ズンパノ、ポウジーズ、YFF、ファストバックス等・・。1曲目の「change」(ズンパノ)のピアノの音が聞こえた瞬間、分かっていてもハッとしてしまいます。曲が良いのでまず間違い無いのですが特にポウジーズの「brief candles」とモデル・ロケッツの「this will be our year」が好きです。1stのジャケをパロッたジャケもイイっ   フレイミン・グルーヴィーズをTOPジャケにしようとして迷ったあげく通算6枚目のコレにしました。パワーポップのオリジネイターって事で知って最初に買ったのが『Teenage Head』。ところがストーンズ直系でちょっと想像していたパワーポップとは違うなぁと(ちなみにこのアルバムも大好きなんです!)。で、次に買ったのがこのアルバム。そして1曲目「jumpin' in the night」で納得しました。カヴァー曲が半分以上。どれもギターポップに愛情もってカヴァーしていて◎◎です。#1「jumpin' in the night」は不器用さが感じられるワイルドなパワーポップ#。最高です!#2「next one crying」はソロ期のジョン・レノンを彷彿とさせるブルース#。#3「first plane home」はバーズばりのギターから徐々にパワーポップへシフトする彼らお得意の展開が聞ける佳曲。#4「in the U.S.A」はサーフ調で初期ビーチボーイズをワイルドにした感じだ。#5「down down down」は縁のあるデイブ・エドモンズ繋がりのカヴァー。#6「yes i am」はストーンズ直系の#。でもロイ・ロニー期よりもルーツ寄りに聞えないですね。#7「werwolves of london」はウォーレン・ジヴォンのカヴァー。オリジナルは未聴ですがサビがとても印象的なガレージ・フォーク#。彼らはバーズの影響大ですが#8「it won't be wrong」でジーンクラーク、#12「5D」、#13「ladyfriend」とバーズのカヴァーを演ってます。しかもロジャー・マッギン作、デヴィッド・クロスビー作。どこまで好きなんですかって(笑)。#9「please please me」はビートルズのカヴァーも化もヒネリは一切なしの完コピ。そこが良いのだけどね。若干疾走感あるのが◎。#10「tell me again」はアルバム後半のカヴァー祭りの中にあるオリジナル曲。ギターだけ聴いてればバーズのカヴァーなんですけど(笑)。得意のセンチなロック#。#11「absolutely sweet marie」はボブ・ディラン#。vo.スタイルはカラオケでモノマネしている感じですが(笑)全体としてはギターポップになっていてスゴク良い。彼らが愛すべきバンド(B級)なのはきっと僕らと目線が一緒なんでしょう。それがとても良く分かるアルバムです。